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アメリカ、ヨーロッパ、国内と、デジカメ片手に「たれぱんだ」といっしょに旅行しています。
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まずは参道を道なりに行き、世界最古の木造建築へ。
境内図を参照ください。

南大門

両側の松並木の向こうに、南大門が見えてきます。

南大門をくぐると

南大門をくぐると中門や五重塔が見えてきます。
ヨーロッパの大聖堂とはまた違う、りんとした美しさが、秋の空に映えます。
まだ、10時前なので、団体客もほとんどいません。



中門を前にしてたれぱんだの記念撮影。
この中門の柱は、まるでギリシャのようなエンタシス(途中がふくらんだ形をしている。)
写真はうまくとれていませんが、左右には金剛力士像(塑像)が安置されています。
東大寺のものは彫刻像なので、少し違いますね。

五重塔

五重塔です。こういう巨大建築物はなかなか写真に撮るのが難しい。
全体をいれようとすると、歪んでしまうし…うーむ。

金堂

こちらは金堂です。
五重塔も美しいですが、金堂の装飾も雅っで細かくて
写真では見えにくいのですが、4本の柱を龍が飾っている中華風。

五重塔、下から

さらに、五重塔に近寄ってみましょう。
内部は仏様を安置しているので、内部撮影は禁止。撮影ばかりかスケッチも禁止でした。

そして、木造物を保護するためか、照明が暗くなかなか内部を拝めないのが残念だったです。

ガーゴイル?

さらに近寄ると、まるでガーゴイルのような子鬼が柱を支えています。インターナショナルな天平文化。これも、ペルシャあたりからの影響なのか?

五重塔というと、黒っぽい感じがしますが、ここまで近づくと、元々は朱色に塗られていたことがわかります。緑青で変色した金属飾りは、おそらく金色か銅色。頭の中で建てられたばかりの時をシミュレーションをすると…、我々の知る古雅な姿ではなく、どきついばかりの最新式の大建築があらわれます。

燈籠

この大講堂前の燈籠は、元はまばゆいばかりの黄金色だったとか…。
思わず、そりゃ、「趣味わるすぎ」とつぶやいてしまいました。

大講堂

大講堂は平安時代の建立です。
4隅に植えられた木の病葉(わくらば)を透かして撮影してみました。

撮影は不可だったのですが、ここで目をひいたのが、薬師如来の安置された向こう側を飾る天人の壁画です。
まるで、天使のような…。空を舞うその姿はやはり西域の影響を感じます。

とても突飛な発想ですが、西域の影響と思われる植物の紋様は、時を越えたアール・ヌーヴォーを思わせました。アール・ヌーヴォーの作家たちが果たして極東の古寺を知っていたかどうか、はわかりませんが…。

五重塔と金堂

鐘楼から鐘の音がします。子規の俳句が、頭の中に浮かびます。
時間(とき)に洗われ、美を体現する姿にしばし見とれました。



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法隆寺というと奈良市内から遠いというイメージがあります。交通の便がよくないので、大型バスやタクシーでの観光が一般的と思いこんでいました。しかし、今回はひとりでの行動なので、タクシーを使うのは勿体ないし、観光バスは行動をしばられるのがイヤです。

JR法隆寺駅

サイトを調べると、JRで行けるように書いてあるので、時間さえ確認しつつ行けばなんとかなるでしょう。
ホテルのコンシェルジェで、時刻表を貰い、JRで行くことにしました。

JR法隆寺駅はおそらく新設された駅なのでしょう。区間快速(といっても、ほぼ普通列車)で、約15分。あっという間につきました。意外と本数も多いのです。
呆気ないくらい簡単に法隆寺駅までいくことができました。

散策ルートマップ

JR法隆寺から、法隆寺へは結構距離があるので、そこからバスに乗ってくださいとは言われたのですが、もらった地図によれば、それほどの距離はなさそうです。
街になじむためにもまずは歩いてみることにしました。

子供の時の記憶と違い、道路は美しく整備されて、いたるところに「法隆寺まで○km」と表示と矢印がでているので、方向音痴の誰かさんでも迷うことなく法隆寺までたどり着くことができます。

法隆寺IC

まずは、法隆寺iセンターなる建物に行ってみました。
観光バスの駐車場および団体客の休憩用にとつくられた建物なのでしょう。こちらも新しくてきれいです。おそらく、法隆寺が世界遺産に登録されたのを機に、こういった整備が進んだのではないでしょうか。


斑鳩の里

内部は簡単な博物館になっていて、法隆寺や飛鳥斑鳩(あすかいかるが)の歴史を予習しておくことができます。
また、申し出れば、ボランティアの方によるガイドをお願いできるとか。

法隆寺模型

「法隆寺」や「聖徳太子」は「太子信仰」という信仰の対象でもあり、数々のフィクションに採り入れられたため、史実とファンタジーとが入り乱れています。
若草伽藍の存在など魅力的な謎に彩られていて、日本史の中でも人気のある題材です。

法隆寺iセンター





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