アメリカ、ヨーロッパ、国内と、デジカメ片手に「たれぱんだ」といっしょに旅行しています。
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クレムリンです。
クレムリン宮殿というからには、たとえばベルサイユやシェーンブルンのような中世の宮殿がそのまま残っているかと思いきや、何故かクレムリンの中って教会ばかりがあります。
教会の集合体という感じでした。
うーむ。実のところ、ソビエト政権はキリスト教教会を弾圧したわけで。それでも、お膝元が教会集合体というところが面白いというか、なんというか。
もちろん、ソビエト政権時は教会は教会としての役目を果たしてはおらず、政権崩壊後にはじめてミサなどが許されるようになったようですが…。
これが内部地図です。ガイドさんに連れられて回ったので、位置関係がよく頭に入っていません。
この近代的な建物はクレムリン大会宮殿です。なんともびっくりのミスマッチ。私ははじめここが大統領府かと思っていました。
かつて、ここでソ連の共産党大会とか、中央委員会総会なんかが開かれたそう。真四角のいかにもソ連らしい建物です。
現在は国際会議場や劇場として使われているとのことです。
そしてこちらが本物の大統領府。セキュリティの関係上近づくことができず、遠巻きの写真だけ。
クラシックな宮殿スタイルに、ロシア国旗がはためいています。ここに現在はメドヴェージェフがいます。いるはずです。
ところで首相となったプーチンはどこにいるんでしょうね?
意外なことに、このクレムリンの大統領府とロシア政治中枢とは別のところにあるんだとか。大統領だけ隔離してどうするんだ、という気がしますが、案外、ここは単なるデコイなのかもしれませんね。
クレムリン内部にはよく整備された美しい庭があって、市民の憩いの場となっています。広い上に、美的に配置された花壇がとても印象的でした。
クレムリンの面白観光名所その1は、この「撃てない大砲」です。、1568年に鋳造されたこの大砲は当時としては最大の口径を誇っています。
大きすぎる武器の常として、この大砲は今まで一度も使われたことがなく、無用の長物(?)として、観光名所としての役割を果たしています。多分、大きすぎて動かなかったんじゃないかな?
なにしろ、この大砲、クレムリンを守るほうではなく、大統領府に向けられているのです。
もうひとつの面白観光名所は、「鳴らない鐘」です。高さ6m、重さ200トンという現在でも世界最大の鐘。ロシア人ってホントに世界一が好きだなぁ。
この鐘が鋳造される段階で、鐘にヒビがはいっていまし、一部分が欠け落ちてしまったんだそうです。側においてあるのが、その欠け落ちてしまった部分。
当然、鐘は鳴らず、こちらも単なる観光名所。みんなが記念写真を撮る場所。人が多すぎて中々いい写真が撮れません。
ただなぁ、大きすぎるだけに、とてもじゃないけど、いい音は出そうにありません。
鳴らない鐘の後ろにあるのは、イワン雷帝の鐘楼です。
なんでも、イワン雷帝の頃には、この鐘楼よりも高い建物を造ってはいけなかったのだとか。さすが強権の人。なんでもいっちば〜んなんでしょう。
この鐘楼の中ではちょうど「「サムライ—日本の武家の宝物」展」が行われていました。
なんで、モスクワに行ってまで日本の刀剣や鎧兜を見なくちゃならないのかしらんと思いつつも、入場料にはここの入場金額が入っているからとガイドさんが説明。
彼女としても、ロシアの文物に集中してほしいけれど、と残念そう。
東京国立博物館の所蔵品での「サムライ展」はさすがにいいものが来ていて、それ自体は悪くありません。ロシアの力押しの美術品に比較すると、壊れそうなくらい繊細な日本の美。シンプルな美しさ。ロシアの人たちは楽しんでもらえたでしょうか?
現在のクレムリン観光の中心は、このウスペンスキー大聖堂。大変にロシア正教らしい教会です。日本語にすると生神女就寝大聖堂(しょうしんじょしゅうしんだいせいどう)だそう。ウスペンスキーとはこの大聖堂の固有名詞ではなく、ギリシャ正教にはたくさんのウスペンスキー大聖堂があるんだそうです。生神女(聖母マリア)の永眠を記憶する場所ということらしいです。
クレムリンのウスペンスキー大聖堂の中は、壁といわず円柱といわずすべての場所にイコンとフレスコ画で飾られていて圧倒的な迫力です。残念ながら現在は撮影禁止。
ウィキペディアからの写真へのリンクを貼っておきます。
個人的に気に入ったのが、この聖堂入り口の聖母のフレスコ画。17世紀に描かれたものらしいけれど、美しくも古拙な雰囲気がよいですね。
この後、ロシアが持つ至宝の数々がおさめられた「武器庫」と呼ばれる博物館も見学しました。
しかし、当然ながら撮影禁止。
正直なところ、ここひとつ見るだけでも一日かかるというシロモノで。王冠、法具、銀器、武器から果ては宮廷馬車のコレクションまで。(残念ながら世界一大きなダイヤモンドを展示しているダイヤモンド庫の見学はできませんでしたが。)
これらのコレクションはロシア自体が産み出したものもありますが、各国から献上された貢ぎ物もたくさん。イギリスから贈られたという銀器なんて、ものすごい数です。
内容的には、とにかく無駄に豪華という印象だけが残りました。せっかくの古拙なイコン画を宝飾で飾りまくるセンスは、胸焼けがしそうというか…。
いや、最後のほう、もうクタクタだったんで。こちらのキャパがこの豪華さについていかなかっただけかもしれません。
ロシアはなにもかも体力勝負な場所です。
クレムリン宮殿というからには、たとえばベルサイユやシェーンブルンのような中世の宮殿がそのまま残っているかと思いきや、何故かクレムリンの中って教会ばかりがあります。
教会の集合体という感じでした。
うーむ。実のところ、ソビエト政権はキリスト教教会を弾圧したわけで。それでも、お膝元が教会集合体というところが面白いというか、なんというか。
もちろん、ソビエト政権時は教会は教会としての役目を果たしてはおらず、政権崩壊後にはじめてミサなどが許されるようになったようですが…。
これが内部地図です。ガイドさんに連れられて回ったので、位置関係がよく頭に入っていません。
この近代的な建物はクレムリン大会宮殿です。なんともびっくりのミスマッチ。私ははじめここが大統領府かと思っていました。
かつて、ここでソ連の共産党大会とか、中央委員会総会なんかが開かれたそう。真四角のいかにもソ連らしい建物です。
現在は国際会議場や劇場として使われているとのことです。
そしてこちらが本物の大統領府。セキュリティの関係上近づくことができず、遠巻きの写真だけ。
クラシックな宮殿スタイルに、ロシア国旗がはためいています。ここに現在はメドヴェージェフがいます。いるはずです。
ところで首相となったプーチンはどこにいるんでしょうね?
意外なことに、このクレムリンの大統領府とロシア政治中枢とは別のところにあるんだとか。大統領だけ隔離してどうするんだ、という気がしますが、案外、ここは単なるデコイなのかもしれませんね。
クレムリン内部にはよく整備された美しい庭があって、市民の憩いの場となっています。広い上に、美的に配置された花壇がとても印象的でした。
クレムリンの面白観光名所その1は、この「撃てない大砲」です。、1568年に鋳造されたこの大砲は当時としては最大の口径を誇っています。
大きすぎる武器の常として、この大砲は今まで一度も使われたことがなく、無用の長物(?)として、観光名所としての役割を果たしています。多分、大きすぎて動かなかったんじゃないかな?
なにしろ、この大砲、クレムリンを守るほうではなく、大統領府に向けられているのです。
もうひとつの面白観光名所は、「鳴らない鐘」です。高さ6m、重さ200トンという現在でも世界最大の鐘。ロシア人ってホントに世界一が好きだなぁ。
この鐘が鋳造される段階で、鐘にヒビがはいっていまし、一部分が欠け落ちてしまったんだそうです。側においてあるのが、その欠け落ちてしまった部分。
当然、鐘は鳴らず、こちらも単なる観光名所。みんなが記念写真を撮る場所。人が多すぎて中々いい写真が撮れません。
ただなぁ、大きすぎるだけに、とてもじゃないけど、いい音は出そうにありません。
鳴らない鐘の後ろにあるのは、イワン雷帝の鐘楼です。
なんでも、イワン雷帝の頃には、この鐘楼よりも高い建物を造ってはいけなかったのだとか。さすが強権の人。なんでもいっちば〜んなんでしょう。
この鐘楼の中ではちょうど「「サムライ—日本の武家の宝物」展」が行われていました。
なんで、モスクワに行ってまで日本の刀剣や鎧兜を見なくちゃならないのかしらんと思いつつも、入場料にはここの入場金額が入っているからとガイドさんが説明。
彼女としても、ロシアの文物に集中してほしいけれど、と残念そう。
東京国立博物館の所蔵品での「サムライ展」はさすがにいいものが来ていて、それ自体は悪くありません。ロシアの力押しの美術品に比較すると、壊れそうなくらい繊細な日本の美。シンプルな美しさ。ロシアの人たちは楽しんでもらえたでしょうか?
現在のクレムリン観光の中心は、このウスペンスキー大聖堂。大変にロシア正教らしい教会です。日本語にすると生神女就寝大聖堂(しょうしんじょしゅうしんだいせいどう)だそう。ウスペンスキーとはこの大聖堂の固有名詞ではなく、ギリシャ正教にはたくさんのウスペンスキー大聖堂があるんだそうです。生神女(聖母マリア)の永眠を記憶する場所ということらしいです。
クレムリンのウスペンスキー大聖堂の中は、壁といわず円柱といわずすべての場所にイコンとフレスコ画で飾られていて圧倒的な迫力です。残念ながら現在は撮影禁止。
ウィキペディアからの写真へのリンクを貼っておきます。
個人的に気に入ったのが、この聖堂入り口の聖母のフレスコ画。17世紀に描かれたものらしいけれど、美しくも古拙な雰囲気がよいですね。
この後、ロシアが持つ至宝の数々がおさめられた「武器庫」と呼ばれる博物館も見学しました。
しかし、当然ながら撮影禁止。
正直なところ、ここひとつ見るだけでも一日かかるというシロモノで。王冠、法具、銀器、武器から果ては宮廷馬車のコレクションまで。(残念ながら世界一大きなダイヤモンドを展示しているダイヤモンド庫の見学はできませんでしたが。)
これらのコレクションはロシア自体が産み出したものもありますが、各国から献上された貢ぎ物もたくさん。イギリスから贈られたという銀器なんて、ものすごい数です。
内容的には、とにかく無駄に豪華という印象だけが残りました。せっかくの古拙なイコン画を宝飾で飾りまくるセンスは、胸焼けがしそうというか…。
いや、最後のほう、もうクタクタだったんで。こちらのキャパがこの豪華さについていかなかっただけかもしれません。
ロシアはなにもかも体力勝負な場所です。
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