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アメリカ、ヨーロッパ、国内と、デジカメ片手に「たれぱんだ」といっしょに旅行しています。
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迷路の庭を通って下宮に辿り着きました。
10時丁度にチケットショップが開いたので、全体を見ることのでできるチケットを買って、いざ中へ。

下宮

でも中は改装中で、どこにも入口がない!
あれれれれれ?入口っぽいところは工事の人が出入りするところで…。
中は埃がいっぱいっぽいです。

これじゃないよねー。

ってことで、横道の庭に入る場所にいるおじさんに、「どっからはいったらいいの?」と聞くと…。
「ここよ、ここ。(にっこり)、はい、チケット見せてちょーだいね。」

オーストリア人は、非常に愛想がいいです。ガイドブックにはウィーン子は観光客慣れしているので、愛想がよくないと書いてあるのですが、イタリアやフランスに比較すれば、みんなとても優しくて親切。
フランス人のわりとわかりにくい親切(笑)や、イタリア人の一度目と二度目では全然違うシャイさも嫌いではないですけどね。

部屋1

シェーンブルン宮殿では、撮影できなかったのですが、ここは撮影できるようでした。
(というか、監視の人も他の観光客も、誰もいないのです。撮影禁止の表示もなかったし。)
こわごわ撮影しました。

今でも何かのイベントに使っているのでしょう、新しい椅子が散乱していたり(^^;;;

部屋2

壁紙の色調がとても素敵で豪華です。

部屋3

こちらの部屋は東洋趣味(シノワズリ)です。後ろのタンスは日本製のようでした。
18世紀の西洋において、中国や日本のものは珍重されていて、高価な値で取引されて、貴族の家を飾りました。
なんか我々には、ミスマッチのように思えるのですが(^^;;;;面白いですね。



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ベルヴェデーレまで行き着いたのはよかったのですが、朝が早くて、まだ開館までは1時間ほど。
仕方がないので、中庭を散策して、下宮のほうから見学することにしました。

上宮と下宮の間は、ちょうど地下鉄の駅ひとつ分くらい。
散歩をするにはちょうどいい距離です。中をジョギングしている人もいましたから、公園としても機能しているのかもしれません。

庭1

この日も暑くて、日差しは強いのですが、空気が乾燥しているためか、日陰にはいると耐えられます。
散歩をしていくと生け垣で作った迷路(?)がありました。

緑の迷路

生け垣の作った蔭で選びつつ、中を歩きます。

庭2

まあ、迷路といっても幾何学的対称となっていますが…。

蔭で一休み

迷路の真ん中は公園になっていて、一休み。時間つぶしが大変です。

誰もいないと思って「たれ」の写真を撮っていたら、おじさんが珍しそうな顔をしてこっちを見てました(^^;;;

庭の中央

中央まででると、上宮が向こうのほうに見えます。
結構歩いたなぁ。という感じ。
ほんと敷地がとんでもなく広くて、そこを贅沢に使っていますね。
ウィーン観光といえば、世界遺産のシェーンブルン宮殿と相場が決まっていますが、
同じような夏の離宮にベルヴェデーレ宮殿(Schloss Belvedere)もあります。

もともとはハプスブルグに仕えていた貴族オイゲン公が建設したものをマリア・テレジアが買い上げたものだとか。
上宮と下宮の二つの建物にわかれて、大きな庭を挟んでいます。
また、上宮は、オーストリア絵画館、クリムトやエゴン・シーレを所蔵しています。下宮は中世とバロック美術館となっています。美術史博物館とはまた、趣の違う美術館で、こちらも一見の価値があります。

門

これがベルヴェデーレの正門です。
シェーンブルンよりも少し小さいけれど優雅な離宮です。

ベルヴェデーレ

大きな池の周りを野の花が飾り、シェーンブルンが男性的であるのに対してベルヴェデーレは女性的で優美な外見です。

ベルヴェデーレ2

ベルヴェデーレとは、「美しい眺め」という意味だそうです。

さて、最初、ツアーでこのベルヴェデーレ宮を訪ねたのですが、外観のみで、せっかくの美術館を見る時間がありませんでした。後ろ髪をひかれる思いで、ここを離れました。

スフィンクス1

その後、リヒテンシュタイン美術館に行こうとして、間違った路面電車に乗ってしまい、
何故かもう一度、このベルヴェデーレを訪れることになってしまいました。
きっと、私には方向音痴の守り神がついているんでしょう(笑)、

ツアーの時には撮りにくいたれ写真も、開館前のほとんど人がいない宮殿では撮り放題。
庭を飾るスフィンクス(獅子女身像)と記念写真です。

スフィンクス2

このライオンと女性を混合したスフィンクス像は庭のあちこちに置かれています。
ベルヴェデーレの創設者オイゲン公の言った「女のように美しく、獅子のように強く」という言葉を具現化したものだとか。

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応用美術博物館に行く途中の地下鉄の駅Stubentorで見つけた展示です。
表示はドイツ語でしか、書いてないので、絵から類推できることだけですが、
現在は見ることのできないウィーン市の城壁についての説明のようです。

表示1

日本と違って、ヨーロッパにしろ中国にしろ、街自体を城壁が囲みます。
異民族との衝突が絶えないために、街全体を保護する必要があったのでしょう。

ウィーンはもともとローマ帝国によって作られた要塞都市でした。
ハプスブルグが覇をとなえ、オスマン帝国が衰えるまで、
ウィーンは何度もトルコから侵略を受け、街を包囲されたりなどしています。

ウィーンがその侵略に陥落しなかった一つの理由に、強固な要塞であったこともあげられます。

表示2

我々が見る美しいウィーンは19世紀の都市改革によって作られたものなのです。

城壁跡

ウィーンを守っていた城壁の残滓は、地下鉄の駅内にひっそりとありました。
ガイドブックには書いてない場所ですが、歴史好きにはなかなか面白いです。

都市模型

地上に出ると、旧いウィーンの市街の模型がありました。
教会を中心に、二重三重にめぐらされた丈高い城壁守られた、市街地…。

これがウィーンのもう一つの顔でした。

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音楽の都、ウィーンのオペラ座です。
パリのものとはまた少し違って、優雅な中にも重厚ですね。

このオペラ座の前に路面電車の停車場があって、リンク内を動く時の起点となります。
といっても、最初この近くでまごまごしてました。

オペラ座

残念ながら、バカンスのシーズンは完全にお休み。
めぼしいひとたちはバカンスに行くか、ザルツブルグ音楽祭に行っているそうです。

オペラ座上部

いつでも行けると思ったがために、内部案内ツアーには行き損ねました。

さて、そのオペラ座の近くで面白いもの見つけました。
ヨハン・シュトラウスのワルツ音楽が高らかになっている観光客用のお手洗いです(笑)



写真で見るとなかなかきれいですが、実際にはかなり寒いつくりなんですけどね。
大音量でヨハン・シュトラウスのワルツがかかっています。ヨハンもこんなことに使われるとは思ってもみなかったでしょう。

オペラ座を題材とした絵はかかっているし、花は活けてあるし。

内部

もちろん、ここは有料トイレです。コインを入れないと入口が通れません。
60セント以上の支払いが必要です。
残念なことに1ユーロ硬貨しかなくて入れました。(もちろん、おつりは出ません。)

どこでもきれいで無料なお手洗いのある日本はいいところです。

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