アメリカ、ヨーロッパ、国内と、デジカメ片手に「たれぱんだ」といっしょに旅行しています。
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ビーナスの美麗なお姿を眺めるつもりが、目の前の桜に誘惑されて、桜回廊を行くと先に上野の国立博物館が見えてきます。
呑気なことに、ここで「薬師寺展」をやっていることをすっかり失念していました。
平安遷都1300年記念で、初めて薬師寺を出た、国宝の日光月光菩薩。そういえば新聞でみてたんでした。
こっちを見逃すわけにはいかずということで、薬師寺展を観てきました。
奈良薬師寺。天武天皇により建設された、平城京のシンボルとでもいうべき名刹。
ちなみに、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
薬師の名の通り、皇后の病気平癒を願って創建されたものです。
私は子供の頃に行ったことがあって、再建された西塔をあまり見たいと思わなかったので再訪をしていません。
もちろん、西塔が厳密な時代考証をもとに現代の仏教建築として、ありあまる資源と人の努力のもとに創られたことはよくわかるのですが…。
西塔跡の本柱の窪みに水をたたえ、そこに残った東塔の水煙を写して、西塔のかわりとした欠落の美学。これに心酔してしまったが故に、平成の世の絢爛豪奢な西塔は、まるで「ミロのビーナス」に腕をとりつけてしまったかのような違和感を感じるのです。
まあ、後100年くらい置いておけば、東塔と西塔とバランスをとって侘びさびの世界に戻ってくれるのでしょう。
とはいえ、あまり偏屈なことを言わずに、変わらぬ日光菩薩と月光菩薩の美の極まりを楽しめばよいわけで。次に奈良を訪問することがあれば、訪問してみることにします。
さて、この薬師寺展。新聞によればはじめて日光菩薩と月光菩薩が光背をはずし、通常は見ることのできない背面までを見ることができるとか。
これは嬉しいです。彫刻というものは、できれば360度角度を変えて見たいもの。
まあ、仏として敬うことと、美の化身として愛でることとは別もの、ということを顕しているような気がします。
中でも、聖観音菩薩立像の背面の飾りが意匠を凝らしているのにはびっくり。シルクロードのはるか彼方、インドやペルシャの影響でしょう。裳裾の優雅さといい、凝りに凝ったアクセサリーといい眼福、眼福。
目玉の日光、月光も、聖観音像と同様背後まで見られる上に、薬師寺では絶対に無理な近場まで寄ることができます。
薬師如来を守る菩薩として、対称に並ぶそのお姿は、優雅な曲線を描き、仄かな色気さえ感じる美しさ。
計算され尽くした照明が、その美を立体的に見せてくれます。この妙技というべき照明の配置はお寺では無理。薬師寺展として初めて薬師寺を出した甲斐があったというべきでしょう。
てゆーか、東京の人は絶対に見にいくべき。
桜は、上野の森だけではなく、博物館の庭にもあるらしく、博物館で花見をの看板が。
うーん、今日は本当に贅沢極まりないな。
博物館の大きなガラス窓から見る桜は、まるで一服の日本画のよう。
逆光で手前が真っ暗になるのを含めて、美しい風景でした。
呑気なことに、ここで「薬師寺展」をやっていることをすっかり失念していました。
平安遷都1300年記念で、初めて薬師寺を出た、国宝の日光月光菩薩。そういえば新聞でみてたんでした。
こっちを見逃すわけにはいかずということで、薬師寺展を観てきました。
奈良薬師寺。天武天皇により建設された、平城京のシンボルとでもいうべき名刹。
ちなみに、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
薬師の名の通り、皇后の病気平癒を願って創建されたものです。
私は子供の頃に行ったことがあって、再建された西塔をあまり見たいと思わなかったので再訪をしていません。
もちろん、西塔が厳密な時代考証をもとに現代の仏教建築として、ありあまる資源と人の努力のもとに創られたことはよくわかるのですが…。
西塔跡の本柱の窪みに水をたたえ、そこに残った東塔の水煙を写して、西塔のかわりとした欠落の美学。これに心酔してしまったが故に、平成の世の絢爛豪奢な西塔は、まるで「ミロのビーナス」に腕をとりつけてしまったかのような違和感を感じるのです。
まあ、後100年くらい置いておけば、東塔と西塔とバランスをとって侘びさびの世界に戻ってくれるのでしょう。
とはいえ、あまり偏屈なことを言わずに、変わらぬ日光菩薩と月光菩薩の美の極まりを楽しめばよいわけで。次に奈良を訪問することがあれば、訪問してみることにします。
さて、この薬師寺展。新聞によればはじめて日光菩薩と月光菩薩が光背をはずし、通常は見ることのできない背面までを見ることができるとか。
これは嬉しいです。彫刻というものは、できれば360度角度を変えて見たいもの。
まあ、仏として敬うことと、美の化身として愛でることとは別もの、ということを顕しているような気がします。
中でも、聖観音菩薩立像の背面の飾りが意匠を凝らしているのにはびっくり。シルクロードのはるか彼方、インドやペルシャの影響でしょう。裳裾の優雅さといい、凝りに凝ったアクセサリーといい眼福、眼福。
目玉の日光、月光も、聖観音像と同様背後まで見られる上に、薬師寺では絶対に無理な近場まで寄ることができます。
薬師如来を守る菩薩として、対称に並ぶそのお姿は、優雅な曲線を描き、仄かな色気さえ感じる美しさ。
計算され尽くした照明が、その美を立体的に見せてくれます。この妙技というべき照明の配置はお寺では無理。薬師寺展として初めて薬師寺を出した甲斐があったというべきでしょう。
てゆーか、東京の人は絶対に見にいくべき。
桜は、上野の森だけではなく、博物館の庭にもあるらしく、博物館で花見をの看板が。
うーん、今日は本当に贅沢極まりないな。
博物館の大きなガラス窓から見る桜は、まるで一服の日本画のよう。
逆光で手前が真っ暗になるのを含めて、美しい風景でした。
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