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さて、奈良といえば東大寺。

平城の都より、大和朝廷と仏教の威光を全国にしろしめすために作られた、巨大なる黄金造りの盧舎那仏(るしゃなぶつ)が安置する国分寺の総本山。

ということで、まあ、奈良といえばここを見物してから帰るのが定番コース。参道はひとでいっぱい。修学旅行生もいっぱい。変わらないなぁ。

南大門

国宝の南大門は宋の建築様式を真似たもの。
ここには、運慶や快慶という二人の天才によってつくられた木像の金剛力士像があります。

誇張された筋肉。いまにも動き出しそうな迫力とリアリズム、日本の仏像彫刻のなかでも、他と一線を画した表現。ギリシャやローマの肉体表現にも似たこの像たちは奈良の仏師たちの手によるものです。

金剛力士像 阿

「阿」の形に口を開いた、阿形様。
暗い上に、網がジャマして、まともな写真になりません。というか、肉眼でもなかなか観るのが難しいのです。Wikiの写真のほうが、まだ少しはましかな。

金剛力士像 呍

こちら口を閉じた呍形様。
金網を通しても、こちらに伝わってくる仏教の守護者の怒気は、すさまじいものがあります。


大仏殿

中門のところで大仏殿を遠くに望んで、それで満足して帰って来ちゃいました。
人も多いし、大仏、あんまり好きじゃないんで。(あっさり)
仁王様観たら、それで充分なんですよ。




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