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アメリカ、ヨーロッパ、国内と、デジカメ片手に「たれぱんだ」といっしょに旅行しています。
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43℃の猛暑のなか、外に行くこともできずホテル内にステイしてました。
根が怠惰なので、アメリカの快適で広いホテルでのホテルステイは、それほど嫌いじゃないんですよね。
ケーブルテレビも入っているし。あらかじめ備えて本はトランクの中にたくさんいれてきたし。

で、時たま、散歩がてらにホテル内を探検。

ロビー

部屋はともかくもロビーが立派なのがアメリカのホテル。(ハイアット@フェニックスは部屋も結構よかったですが。)
アリゾナ近郊の植物をモチーフにしたここのロビーもなかなかシックなつくりです。

シャンデリア

特にネイティブアメリカン風のアーティスティックなガラス細工をもとにしたシャンデリアは、とっても素敵。
ガラスを通してオレンジ色の柔らかな光になり、ブロンズカラーのインテリアにとてもマッチングしています。

ロビー

ブロンズといえば、ロビーを飾るうさぎ人間のオブジェ。
なんともユーモラスというか、

ロビー2

シースルーエレベーターのためにあいた穴を通して二階のカフェテラス階にまで続いています。

ホテル内3

で、うさぎ人間は上の階にも居て、下の階で飛んでいるうさぎを支えているのです。

シースルーエレベーターの中から

この支えているうさぎ人間をシースルーエレベーターの中から撮影した絵です。
真剣そのものの顔してますね。

ホテル内2

そして二階からの吹き抜けの部分にはさらにたくさんのうさぎ人間がいて、サーカスを繰り広げています。

ダイナミックというか、バカ(褒め言葉)というか、えらく大がかりなオブジェであることは確かです。

でも、なんでうさぎ人間なんだろう。

サーカスうさぎ

もう一枚滞在した部屋(3階)から撮影したうさぎサーカスです。
某匿名巨大掲示板の8頭身モナーみたい(^^


突然の足

吹き抜けに面した廊下を歩いていると、突然、足がにょっきり。
なにごと?

向こう側からみると

違う方向から見ると、うさぎ人間が一匹壁に貼り付いているのがわかります。オブジェの一部分みたいですね。

凝ってる…。(でも、心臓にあまりよくないです。)

午前3時のロビー

最後の写真は、午前3時のロビーで、「とくたれ」を写したものです。大きいので昼間はちょっと持ち歩けないので。

ここまで執拗にハイアットのオブジェを撮影した観光客というものあまり多くないはず。
一体、私はアリゾナくんだりまできて何をしているのでしょう。


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フェニックス旅行記を書いている真っ最中ですが、6/1の会期終了目前で、九州国立博物館の「国宝 大絵巻物展」に行ってきましたので、急ぎこちらをレポートします。

国立美術館へ

本当に久しぶりの九州国立博物館。通常ルートとは違う回り道で行ってみました。
雨が降りそうな空模様ながら、なんとか保ってくれて、夏を感じさせる日差し。
それでもさすがに新緑の庭はほっとします。

ここの美術館はこの自然をも含めての建築です。

九州国立博物館

相変わらずの威容。窓ガラスに周囲の山々が映りこむのがいいですね。

大絵巻物展

さて、国宝 大絵巻物展
京都国立博物館から、借りだした貴重な巻物類です。
京都国立博物館には、行ったことはあるけれど、それでも巻物類だけに焦点をあて、一同に、というコンセプトは非常に面白いですね。

それに、この緋色のポスター、すごくセンスがいいです。

大絵巻展

会期終了目前ということもあって、ものすごい人。人。人。ああ、しまったもっと早くに来ておけばよかった。うみゅう。

とにかくみんなガラスケースに貼り付いて、動いてくれません。絵巻物だけに、普通の絵画と違って下を覗き込まないといけないし、人の隙間から一部観賞ってわけにいかないので。
ここまで多くなったら、きちっと列にして、動きながら観賞、ということにしたほうがいいんじゃないかと思いました。

とはいえ、各種の寺社縁起、高僧伝。美しい色彩に、こういった絵巻を保存、修復に尽力されている方々の努力が偲ばれます。
ビビッドな色彩、炎や水の表現の生き生きとした風景。「病草子」などのリアルな表現。やー、現代の漫画のルーツともいうべき物語性。面白いなぁ。

百鬼夜行絵巻

化け物好きの私として、絶対にはずせないのが、重要文化財、百鬼夜行図。仏具、楽器や日用品などの古道具が付喪神に変化し深夜に京中を徘徊する様子を描く、とされているもの。
ボッシュもかくやというキュートで怖ろしい化け物たちが跳梁跋扈する姿が、描かれています。やーもう楽しくて楽しくて。なんでこの絵巻が国宝じゃなくて重文なんだろう、と思っちゃいます。

もっともこの展覧会では、化け物のひとつひとつの説明を別ブースで行ってあったりと、この絵巻の魅力についてはイチオシみたいで。

ところで、百鬼夜行の化け物はもちろん器物、付喪神ですが、これらってやっぱり市井の人々の姿そのものではないでしょうか?
なにしろ仏具である経文まで化け物として変じていますが、ここらへん権力を握った坊主たちを連想させます。また貴族たちが使う道具が散見されるのも腐敗した貴族階級っぽい。そういう当てこすりも含めて、「百鬼夜行」といった感じです。

さて私は寡聞にして、この絵巻のオチが赤い球体と思しきもの(説明では太陽とされています。)の出現とは知りませんでした。百鬼夜行図 
おどろおどろしき赤と黒の表現で、楽しく滑稽な妖怪大行進とばかりと思っていた図が一転、陰惨な雰囲気を帯びます。(説明にあるような、太陽による浄化というには画面おどろすぎませんか?)

この赤い球、私には太陽ではなく月、しかも蝕の月に見えるのです。
夜行図なのに画面が白いのは、満月の月明かりによるものではないでしょうか?そして、その冴え冴えとした美しい月が、真っ赤に月蝕される。(実際、皆既食の月の色はこんな感じです。)
月蝕
化け物(或いは人々)コミで、世界に大災厄がふりかかかる、そういった予兆に充ち満ちています。

定説とは全然違う話ですが、私にはこの絵がそう見えました。

図録とともに

ということで、この図は絶対に手元に置きたいと図録まで買いました。でも図録の「百鬼夜行図」小さいんだよなー。ついつい、絵はがきまで購入しちゃいました。(^^;;;
「悪いなぁ、趣味なんだよ。」


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アメリカ合衆国、アリゾナ州の州都、フェニックスに行ってきましたので、またまた海外旅行記を始めたいと思います。

フェニックスはアリゾナの砂漠の真ん中を人工的に開いた都市。
一年に雨の日が10割にみたず、冬でも温暖なところから、避寒地として有名になっています。
またカリフォルニアからの企業流入も手伝って、急激な人口の増加が起こっているようです。

さて、到着した時のフェニックスは、真夏なみの気温。暑いとは覚悟していましたがこれほどとは…。
降り注ぐ太陽光線と、43℃という気温の洗礼を受けました。
熱く乾いた風が吹く、厳しい環境。空港から出るシャトルを待つのでさえ、ツライ。

街並み


近年の人口の増加に伴ってのことか、ダウンタウンは再開発されているのでしょう。非常に美しく整備されています。
工事はは続けられているらしく、街中はunder constructionだらけ。
景気の減速も、ここフェニックスのダウンタウンではあまり関係がないのでしょうか?
そういった意味では大変活気のある状況です。

街並み

アメリカの都市は大体ロサンジェルス方式。街の真ん中にダウンタウンがあり高層ビルがあり。(大抵、銀行の建物。)でも、ダウンタウンは大抵の場合閑散としていて、仕事に来る場所って感じ。昼間以外は人の往来が極端に少ないです。
人々はsuburb(郊外)から、車に乗ってダウンタウンに仕事にやってきます。だから生活に必要なものはすべてそういった住宅地の近くにあるのです。
一番近いモールでもバスに乗って30分かかると言われてしまいました。

それにしても、フェニックスのダウンタウンは本当に簡単なグロッサリーストアすらなくて…
水のペットボトルはすべて自販機。チョコレートを買おうと思ったら、ホテルのスーベニアショップのゴディバしかなかったりと。リビングコストが嵩む、嵩む。困ったものです。


ハイアット

滞在した、ハイアットの外観です。ハイアットってどこも同じようなコンセプトの建物ですね。
シースルーエレベーターもどこでもついているような気がします。

地図

全体的に街がブロンズカラーとなっているのは、ここのコンセプトが、「銅」だから。
アリゾナは銅鉱山があり、全米一の銅の産出地。それにちなんで、このダウンタウンはCopper squarecと名付けられています。
90ブロックの広い敷地に、野球場、コンサートホール、シアター、美術館と、街に必要なものはすべて揃えられています。

カッパースクエア1

街は本当にブロンズ色。
街灯、信号機、ベンチ、ゴミ箱に至るまで、色調を統一しているため、街が本当に美しく見えます。

ま、美しすぎて、整いすぎて、3DCGの世界に入っているような感じすらしますが…。(多分、設計にはコンピュータジェネレイティッドな画像が多用されたのではないかと。)

カッパースクエア2

この整然とした街並みは、都市というもののこれからの在り方の参考にはなっていくと思います。

日本ももう少し統一性があると、きれいに見えるんだけどなぁ。


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ゴールデン・ウィークの最後を飾るイベントに、シルク・ドゥ・ソレイユのドラリオン福岡公演を見にいきました。

シルク・ドゥ・ソレイユはカナダのケベック州のサーカス団体。ラスベガスをはじめとして世界中で巡回公演しているそうです。
ケベックだからフランス語。シルクは絹ではなくサーカスの意。直訳すれば太陽サーカスですね。

日本公演の最後を飾るのが福岡公演。なかなか行く機会がなかったので、GWにかかる今回はチャンスです。

宮前駅

福岡公演は、箱崎宮の近くにビッグトップという名の移動小屋を作っての公演です。箱崎宮前の駅を降りると、ちゃんとドラリオンのメインゲートへの案内板がでてます。

ビッグトップ

箱崎宮の参道を海の方向へ道なりに歩くと、白と紺のツートンカラーのビッグトップが見えてきます。
なんとなくイスラム教の寺院のようなカタチ。面白い。
他の場所での公演では真っ白だったものが、福岡公演に際してツートンに塗り替えたのだそうです。

看板

主要登場人物 四大元素の精を描いた看板の前で記念撮影。
空の精、アズラ。大地の精、ガヤ。水の精、オーシャン。火の精、ヤオ。
それぞれにヨーロッパ、アフリカ、中東、アジア、の雰囲気の衣装に身を包んでいます。
衣装デザイン、ホント、センスがいいなぁ。ドラリオンとは、ドラゴン(東洋)とライオン(西洋)のキメラの意だそう。

入口

ここが入口。残念ながら、ここから先は、撮影禁止。(ま、大抵そうですけどね。)

さて、内容についての感想をネタバレは極力さけつつ書いていきます。

公演内容を知るにはこちらのサイトの動画がおすすめ。(直リンクはダメみたい)

とにかく舞台美術および演出のセンスがいいです。かっこいい。
まずはその色彩。派手なのに、シックな色遣いなど、やっぱりフランス文化系のケベックだからなのか。

そして、三次元を縦横無尽に使った舞台演出が見事。ステージは中央にあり、どの席から見えるし、サイドからも同時に見ることができます。
青い布がパサリとおちてきて、アズラが空中で美しく舞い、地面から突然ガヤの眷属たちが顕れたり。
真っ赤な旗を翻し、ヤオたち火の精が、舞台を駆けめぐったり。とにかく多彩な動きです。

テーマは西洋と東洋の統合とのこと。西洋から見たなんちゃって東洋の連続ではあるけど、そこはそれ、楽しければいいわけで。天外魔境のジパングみたいと、すっかりうきうきでした。

それにしてもトランポリンの演技など、まるで香港映画のワイヤーアクション。重力からの影響をまったく受けていないかのよう。
いくらトランポリンがあるからといって、10mはありそうな場所に気軽にひょいひょいと飛び移って行くって、常人の膂力では無理です。
すごいなぁ。

エアリアル・パ・ド・ドゥと名付けられた美しい空中バレエは、天井から釣り下げられた二連の青い布に身体を絡ませつつ踊るんだけど…。空中ブランコなどの演目ではあったピアノ線の命綱がないのです。うひー。
美しくて幻想的で素晴らしいけど、見ているだけでドキドキです。私、高いところ苦手だし。

素晴らしい声量の歌手とそれを支える生演奏。どこの国のものでもない幻想的な音楽もよかったです。


箱崎宮

大満足で余韻にひたりつつ、箱崎を後にしました。



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アジア美術館でやっているガンダーラ美術とバーミヤン遺跡展に行ってきました。

アジア美術館2


アジア美術館は博多リバレインの最上階にあります。こういった福岡市内の美術館としては一番足場がよいので助かります。

アジア美術館

ボタニックガーデンの階段を登ると、アジア美術館です。

ガンダーラバーミヤン展

ガンダーラ美術、インドやペルシア等の諸文明が融合して成立したパキスタンとアフガニスタンの仏教美術を主眼とする展示会です。
ギリシヤ・ローマの彫刻から大きく影響を受けた、その美術は、見慣れた日本の仏教美術とはまた違った面持ちです。

なにしろ奈良に天平文化が花開くその200年以上前から、精巧な仏像たちが作られていたわけで、その技術と美術性の素晴らしさには、ちょっと圧倒されるものがあります。

仏頭

ものすごく陳腐で卑俗な喩えですが、まるで少女マンガを飾るような鼻筋の通った美しい容姿は、花を飾りたくなるようなためいきものの美男子ぶり。
ギリシャ彫刻よりもさらに線が細く優雅で、静的な印象を与えます。

数々の彫刻や、ペルシャの影響をうけた唐草模様を配した石板などなど。
おかれている環境そのままなのか、部分的に砂が残っていますが、照明に照らされてその砂がキラキラと輝きます。

また、ともに展示されているのは、バーミヤン遺跡の写真。破壊前の写真が、大きく伸ばされて展示されていました。
イスラム教徒によって削られてしまった「顔のない仏」は、さらに、ソ連によるアフガン侵攻、そして、米軍によるタリバン政権打倒、そのうち続く戦争によって決定的に破壊されてしまいました。
大仏群のみならず石窟内にはグプタ朝のインド美術やサーサーン朝のペルシア美術の影響を受けた美しい壁画もともに破壊されてしまいました。
(現在、ユネスコによる修復と保存はすすめられてはいるようです。)

世界にはいろいろな価値基準があります。自らの価値基準を認めてもらうためには、他者の価値基準にも寛容と理解と尊敬を払うべき、と思います。
偶像崇拝は否定したとしても、人の技と思いとを一方的に破壊することとは違うはずなのに、と。

…どうせ「邪教の偶像」と貶めるのならば、それを見に来るアホの外国人にたっかーい木戸銭でもなんでも払わせて、その横でイスラム教の布教でもなんでもやったらよかったのに…。

もちろん、この美しい美術を産み出した国、アフガニスタンのおかれた悲惨さを考えると、それは一方的な非難であり、残酷で甘い考えに過ぎないようですが。

アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない恥辱のあまり崩れ落ちたのだアフガニスタンの仏像は破壊されたのではない恥辱のあまり崩れ落ちたのだ
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世界は、そこに住む人の悲惨さに目を背け、美術品破壊だけに耳目を奪われていると。
…それでも、この仏たちを破壊しないですむ方策はどこかになかったのか、と悲しく思います。


博物館から眺める

答えのない問題に頭を少々いためつつ、博物館を後にしました。



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