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アメリカ、ヨーロッパ、国内と、デジカメ片手に「たれぱんだ」といっしょに旅行しています。
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その他思い入れがある絵画を、紹介していきたいと思います。

マクシミリアン1世の肖像

デューラーが描いた、ハプスブルグ帝国の祖ともいうべきマクシミリアン1世の肖像です。「中世最後の騎士」と言われる彼が、神聖ローマ皇帝に即位した後の姿です。

ルーベンス

ルーベンスの「ヴィーナスの踊り」
ルーベンスらしい肉体表現の絵画と言えるでしょう。

ちょっとコテコテで、バタくさいけれど、ダイナミズムでは秀でています。

クラナッハのユーディット

聖書のユーディットの物語に想を得たこの作品。
ユーディットとは、敵将ホロフェルネスを誘惑し、閨で首を切り取り、ユダヤに勝利をもたらしたとされる女英雄です。
この話しは芸術家の想像力を刺激するのか、このモチーフで数々の絵が描かれています。

半眼の憂いを帯びた顔もすさまじいこのユーディットは好きな作品です。

ラフェエロの聖母

一方、聖なる慈愛の微笑を浮かべたラファエロの「草原の聖母」は、数限りない聖母像の中でも最も美しいもののひとつでしょう。

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美術史博物館で目をひいた絵をもうひとつ。

ジュゼッペ・アンチンボルト(アーチンボルト)の連作です。
アンチンボルトはミラノの人ですが、ハプスブルグ王朝のフェルナンド1世、マクシミリアン2世、ルドルフ2世の三人に仕えた著名な画家です。

アンチンボルト1

この小さな画像ではわかりにくいですが、人の顔と見えるものはすべて、果物だったり植物だったり。
こちらは「夏」と「火」
「夏」は果物で、火は、燃えさかる炭と暖炉の道具で、顔が出来上がってみます。

アンチンボルト2

こちらは「冬」と「水」です。
冬はつるや木の幹で。水は海産物オンパレードです。

ひとつひとつの写実性が高いのに、ユーモラスな人の顔を形成しているというこのアイデアは後の画家に多くの影響を与え、ダリや日本の浮世絵画家の国芳も、アーチンボルトへのオマージュを描いているくらいです。

アンチンボルトのこの「四季」や「4大元素」のだまし絵はルーブルにもありますが、ここ美術史博物館のものが最古だそうです。

ハプスブルグの人々

アンチンボルトをサポートした、ハプスブルグ皇帝たちの系譜です。
コインコレクションの部屋の壁一面に肖像画が掲げられています。

もっともオーストリアでは、ハプスブルグは王位剥奪され、その子孫は市民のひとりになっているとか…。
建物と内装だけでなく、美術史博物館は素晴らしいコレクションを持っています。
内部撮影可(フラッシュはダメ)だったので、パシャパシャ撮りました。
その膨大な所蔵美術品については公式サイトWikipediaでご覧ください。

入口

絵をジャマしないくらいに、でも凝りに凝った内装という感じです。

部屋

ここの美術館の大きな特徴は、「椅子」が多い、ということです。
しかも、ほとんどどの絵の前にも「椅子」があるので、好きな絵を座ってゆっくり見ることができます。

ブリューゲル

ここはブリューゲルの絵ばかり集めたコーナーです。
お目当ての「バベルの塔」の前はセンサー埋め込みがしてあって、近づきすぎるとアラームがなります。

ベラスケス

ベラスケスの「青い服のマルガリータ女王」もここのシンボルの一つ。
おすまし顔のマルガリータ。金色の髪と青いタフタのドレスの質感が素晴らしいです。
愛らしくも美しいマルガリータ女王の肖像は、いろんな年齢のものが数点ありました。

フェルメール

フェルメールの「絵画芸術」(または「画家のアトリエ」)が、まるっきり無造作に置いてありました。
ここはなんとセンサーもなし。(本物かいな、などと疑ったりして…(^^;;;)
おまけに、人も少ないのでゆっくり見ることができます。

神戸で、フェルメール展に行ったときは、この絵だけが別扱いでした。
(もっとも照明は、神戸のほうが上手だったので、絵の魅力を余計に引き出していたと思います。)

さて、美術史博物館の入口から入ってみましょう。

エントランス

このエントランス、丁度2階のカフェの下にあります。
天井に穴をあけて、3階だての天井までの吹き抜け構造になっているのです。

吹き抜け

天井がガラスになっていて、吹き抜けから自然光が降り注ぐようになっています。
ヨーロッパの美術館は、この自然光を上手く利用した建物になっているところが多いですね。

この吹き抜けで通じた二階のカフェで食事をしました。
その時の模様は、酒とバラの日々にて


階段

天井に見とれていると、いきなりの大階段。
これまた3階までの空間を最大に利用しています。

なんでも、ヒトラーがオーストリア併合した時に、この建物をえらく気に入ったとか。
もっとも、中に入っている山のような至宝の絵画を、退廃美術よばわりして、目もくれなかったとか…。
ま、そのおかげで、ちゃんとウィーンに美術品は残ったようです。

階段2

大理石をふんだんに使い、彫刻で彩られた踊り場。

階段その3

美術館というよりは「劇場」といった感じで…。
確かにとてもきれいだけど、「こてこて」のヨーロッパ、って感じ。
なんだかバターとチーズと生クリームてんこ盛りですね(笑)

たれもびっくり

なんか、ちょっとたれも辟易としてない?
ケンタウロスさんがかわいそーでし。

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配偶者も無事、「お仕事」をすませたようなので、さあオペラ座にでも戻り、館内ガイドにでも行ってみようか、などという話になりました。

しかし、冷房がない路面電車に乗るのもそろそろ限界…。地下鉄が近いので、そちらで移動。太陽を避け、地下に潜るのが正解だよね。

地下鉄に乗っていると「ミュージアム・クォーター」という駅に到着。
ん?これって、美術史博物館の近くの駅じゃなかったっけ。
なんとも行き当たりばったりですが、地下鉄を飛び降りました。

こういう旅行での鉄則は、「行きたい場所にまず行け!」です。一週間あれば、いつでも行くことができそうな気がしますが、一度チャンスを逃すと、不思議と行き損なうものなのです。(その証拠にこちらに行ったために、結局オペラ座の館内ガイドには行くことができませんでした。)

ともあれ、美術史博物館は、ウィーンの一番の目玉。私が一番行きたいと思っていた場所なのです。
なにしろ、ここにはブリューゲルの「バベルの塔」をはじめとして、数限りない名画が…。

マリアテレジア

まずは中央のマリア・テレジア陛下にご挨拶。
東方より陛下のご威光を伺いにまいりました「たれぱんだ」にございます。

美術史博物館

で、これが美術史博物館です。
ルーブルや、大英博物館、メトロポリタンやエルミタージュと並んで、世界の名画の集まる場所。

扉

重々しい扉をあけて入ります。

ところで、ここまでの写真では、まだまだ灼熱のウィーンを表現できてはいませんが。
それは単に「午前中」だっただけ。「午後」になると…。

美術史博物館その後

この、絵はがきのように真っ青な空をご覧下さいませ。
日本の夏も確かに暑いのですが、雲のひとつやふたつ浮かんでいるものです。
雲がまったくありません。
レーザー光のように容赦なしの太陽の光がふりそそぎます。
しかも、これが夕方7時くらいまで…。

美術史博物館の外観が、なんだか風情もへったくれもないのは、この陽光のせいです。(偏光レンズを持っていくべきでした。)

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