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アメリカ、ヨーロッパ、国内と、デジカメ片手に「たれぱんだ」といっしょに旅行しています。
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ウィーンの人はよっぽど銅像が好きなのか、街のいたるところにもあるのですが、市立公園の中は銅像だらけです。
その中で、我々のなじみ深い楽聖をまたお二人。

シューベルト

ウィーンに生まれ、ウィーンに没した生粋のウィーンっ子フランツ・シューベルト。

シューベルト2

シューベルトの作品は「野ばら」のように叙情的なものが多いのですが、こんな無骨いおじさんだったのですね。といっても、若くして(31才)でなくなっています。

ヨハンシュトラウス2

もう一人、こちらも生粋のウィーン人。ウィンナーワルツを確立したひととして、ウィーンのもっとも代表的な作曲家、ヨハン・シュトラウス2世。「美しき青きドナウ」で有名です。

ヨハン・シュトラウス1

それにしても誰がこんな悪趣味のキンキラキンにしてしまったのでしょう。
(もともとは白色だったらしいです。)
ヨーロッパは修復かけると徹底的にやるので、こういう趣味の悪い金色にしちゃうんですよね。(^^;;;;
ワルツ王だけあって、なんとも軽い雰囲気の像だし…。そういう人だったんだろうか。

公園内

市立公園の中は真ん中に池があって、のんびりと鴨が浮いています。
ジョギングしている人も多くて、なかなか居心地がよい場所です。

桜の植樹

そこでみつけたのが、日本語の記述のある桜の植樹のプレート。1996年に岐阜市とウィーンとの友好のシンボルらしいです。


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音楽家のための都、ウィーン。それは今も昔も変わらないようで。
歴史に名を残す楽聖たちはこぞってこのウィーンで演奏をしました。
彼らへのレスペクトは今も残り、ウィーンには楽聖たちの銅像が街にいたるところに置いてあります。それを訪ねてみましょう。

モーツァルト1

一番の有名どころは、天才ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト。
特に2006年はモーツァルト生誕250周年だったので、数多くの観光客がここを訪ねたようです。

モーツァルト2

生まれ故郷はザルツブルグですが、そこの司教とケンカしてウィーンにでてきて、ハプスブルグ皇帝ヨーゼフ候(マリア・テレジアの息子ですね。)の庇護の元に数多くのオペラを書いたのは、映画「アマデウス」などでもお馴染み。

モーツァルト3

250周年を記念して、彼の住んでいた家を改装した記念館モーツァルト・ハウスもきれいに改装されたみたいです。残念ながら時間がなくて、モーツァルト・ハウスには行くことができませんでした。

ベートーベン

もうお一方有名人の、ルートヴィヒ・ヴァン・べートーヴェン。ドイツ生まれですが、彼もこのウィーンで活動し、その生涯を終えています。


ベートーベン2

耳疾に悩まされた彼の生涯も苦難に満ちたものであったようで。ベートーヴェンというと、苦虫噛みつぶしたような銅像しか残っていませんね。




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シュバイツェンベルグプラッツという広場には、ロシア人無名戦士の記念碑がたっています。
第二次世界大戦時なくなったロシア兵のお墓ですね。

ロシア無名戦士の墓

ドイツ・オーストリア連合としてロシアと戦ったオーストリアとしてはなかなか複雑な心境の様子。

ロシア語のパネル

記念碑はロシア語で書かれています。ますます読めないなぁ。

公園

この記念碑の前には、ものすごく派手な噴水が置かれています。
とにかくその迫力たるや…。たてに10mくらい水があがっていますし、横幅も20mくらいはありそうです。

噴水

つまりウィーン子にとってはわりと面白くない記念碑は、この噴水で隠れてしまうのです。ちゃんちゃん。

涼しい

暑い時は、この回りはしぶきが派手に飛んで涼しかったです。
みんな噴水の周りで遊んで涼をとっていました。
いろいろと役にたつ噴水です。

私はカメラにしぶきがあたらないか気が気ではなかったです(^^;;;

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ウィーンで行った美術館のひとつ。オーストリア応用美術博物館(MAK)です。

ここは13世紀からのヨーロッパやオリエントの美術工芸品から、写真や近代美術まで、「デザイン」ということに主眼を置いた美術館です。

MAK

煉瓦造りの古い建物を改装して使っているようです。

入場料が高いなぁと思ったら分厚い図録をわたしてくれました。どうも入場料とコミのようです。
わりと珍しいケースです。

MAK入口

ここも残念ながら、撮影禁止の厚い壁。
絵画ではなく工芸品なので、撮影による影響を受けにくいと思うんですけどね。(^^;;

ここにもクリムトのデッサンなんかがあって、近づいてよく見るとお得意の渦巻きのひとつひとつに修正を加えた跡と、細かい書き込みが…。
ひとつの作品を仕上げるために、いかに神経を使ったかがよくわかります。

MAK内部

入口を入ると大きなホールがあり、そこは撮影可能でした。

乾燥した街を歩くと、とにかく喉がかわきます。ペットボトルに水を持ち歩いてはいたのですが、さっさとなくなってしまっていて…。
ホールには水のサーバがあって、紙コップが置いてあり、誰でも自由に飲めるようでした。ラッキー!

青いソファー

ブルーの洒落たソファに座って、水を飲みつつ一休み。

水のサーバのとなりには自販機もありますが、ヨーロッパで自販機は結構痛い目にあっているので、なるべく避けています。
よく壊れていて、入れたお金も戻ってこないのです。

マントルピース

近代的なウォーター・サーバの横には、芸術的な水飲み場がありました。(ただし、水は流れていません。)
シックな色遣いが素敵です。
私のウィーン滞在の大きな目的は、美術館めぐりなので、ひとりでもくもくと回りました。

で、ここもそのひとつ、造形美術アカデミー絵画館です。
ウィーンの美術アカデミーが所蔵する絵画が展示されています。

造形美術アカデミー絵画館

本来は造形美術の美術学校です。
ドイツ古典主義の詩人、シラーの銅像があります。

10時開館なのに、9時に行ってしまい、ここの公園で時間を潰すハメに。

階段

正面入口から右側の階段を上がって3階まで…
訪れる日本の人が多いのでしょう。ちゃんと日本語で表示がしてありました。

学校の中で人も少なくてちょっとドキドキ。

ポスター

なんといっても、ここにはヒロニムス・ボッシュの「最後の審判」があります。
観音開きになった祭壇画で、ものすごく不可思議な絵です。

ボッシュ自身は、地獄とはかように怖ろしい場所で、悪徳を行えば最後の審判をうけるゾと人々を脅す絵を描いたつもりだったようですが。
ボッシュの地獄絵はとても楽しくて魅力的なのです。

ネットにあったので、リンクを貼っておきます。

最後の審判

絵画館

他にもルーベンスや、レンブラントなど名画がたくさんありました。

館内はこの暑さなのに冷房はなく、名画が傷まないのか、ちょっと心配。
監視員のひとたちは、暑さにやってられないか、ずーっとおしゃべりしていて。(^^::
内心、ヲイヲイ、と思ってしまいました。
まー、確かに、やってられないほどに暑かったですけどね。当時。

残念なことに、ここの美術館も撮影禁止です。
フラッシュ禁止などのルールが守られないせいでしょうか、どんどん撮影禁止の場所が増えているような気がして危惧しています。

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