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アメリカ、ヨーロッパ、国内と、デジカメ片手に「たれぱんだ」といっしょに旅行しています。
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次の日の午前中、会議主催の同伴者向けエクスカーション。
ウィーンヒストリカルツアーと銘打って、ガイドさんつきで市内観光です。
冷房付きのツアーバスで、快適ツアー(^^vと喜んでいたのは最初だけ…。

ベルヴェデーレ宮殿と、シェーンブルン宮殿がメインなのですが…。
バスから降りると猛烈な暑気。おまけに、宮殿って広いからなかなか蔭がないのです。
まだ街中なら建物が光を遮ってくれるんですけどね。

ベルヴェデーレ宮殿には、後でもう一度自分で行ったのでそちらでご紹介します。
まずはシェーンブルン宮殿を。

シェーンブルン入口

相変わらずの真っ青な空(^^;;;
シェーンブルン(美しい泉)の風情はなさそうです。

シェーンブルン宮殿

シェーンブルン宮殿は、ウィーン観光の目玉。
数多くの観光客が訪れる、マリア・テレジアの夏の離宮です。
レオポルド5世が狩りのためにたてた離宮をマリア・テレジアが大幅に改装したものだそうです。

夏の離宮ということで、18世紀の冷房施設が敷かれています。(室内を冷水が通してあるのです。)
もちろん、そんなもんじゃ、かなり暑い。1階はまだしも、2階は蒸し風呂状態。

なんでもマリア・テレジアが夏が苦手だったから、冷房施設があったのだそう。

観光馬車

あまりの暑さ。観光馬車のおじさんもやる気がまったくありません。
わずかな日陰で、休んでました。

ガイドさんの英語は、ドイツ語圏の人なのでかなり聞きやすいのです。
ただ、話がいろんな時代に飛ぶので、ついていくのがかなり大変。

館内は残念ながら撮影禁止。ガイドさんによれば、図録や絵はがきを売るためとか(笑)
ベルサイユ宮殿と肩をはった謁見の間や、シノワズリ(中国趣味)が全面に出た百万の間だとか、
豪華なお部屋について、ひとつひとつ説明してもらいました。


シェーンブルンの庭

シェーンブルンの庭は美しいことで有名ですが、
さて、あそこまで行く時間もなければ気力もない。 _| ̄|○

実際にゆっくりシェーンブルンに行った人によれば、お庭が本当によかったとか。
今度また行く機会があれば…。

たれとシェーンブルン

同行者やガイドさんの目を盗んで、決死の「たれ撮影」を敢行。
無事撮影できたのはよいのですが、バス2台で行っていたために他のグループに目撃されてました。
後から、最後のバンケット(宴会)の時に言われてあたふた(^^;;;

どこに目があるかわかりません。壁に耳あり障子にメアリーさん。

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さて、ウィーン旅行記に戻ります。

美術史美術館の企画展は、ハプスブルグ皇帝の象牙フィギュアコレクションでした。
写真だとわかりにくいですが、この像は大体50cmくらいの高さです。
もう、その細工の細かいこと、細かいこと…。

象牙の像2

ギリシャ神話などに題材をとってます。これは月桂樹に変身するダフネかな

象牙の像1

こちらは、大天使ミカエルかも。
踏んづけているところは、ちょっと仁王様みたい(笑)

こういった像が数え切れないほどに展示されています。
一個くらい持って帰って飾りたい(^^

っていうか、海洋堂さん、レプリカ作ってください。お願いします。

象牙の像3

細かい細工の船。
ローマのガレー船でしょうか

象牙の像4

王の像でしょうかね

それにしても、これだけの象牙…。
たとえバロック時代の物とはいえ、当時ですらものすごい富。

ハプスブルグは「太陽の沈まぬ帝国」と呼ばれましたが、その富の集積たるや…。
我々の想像の上を行きそうです。

象牙の置物

いつまでも、この美術史博物館で遊んでいたかったのですが、この日は夕方からレセプションがあったために、3時くらいに出ることになりました。
なので、絵画コレクションも見てないのがありそうだったし、エジプトコレクションも残念ながら断念しました。

レセプションパーティは、ウィーン市からの招待で市庁舎でありました。
その模様は酒とバラの日々 市庁舎での歓迎会にて


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その他思い入れがある絵画を、紹介していきたいと思います。

マクシミリアン1世の肖像

デューラーが描いた、ハプスブルグ帝国の祖ともいうべきマクシミリアン1世の肖像です。「中世最後の騎士」と言われる彼が、神聖ローマ皇帝に即位した後の姿です。

ルーベンス

ルーベンスの「ヴィーナスの踊り」
ルーベンスらしい肉体表現の絵画と言えるでしょう。

ちょっとコテコテで、バタくさいけれど、ダイナミズムでは秀でています。

クラナッハのユーディット

聖書のユーディットの物語に想を得たこの作品。
ユーディットとは、敵将ホロフェルネスを誘惑し、閨で首を切り取り、ユダヤに勝利をもたらしたとされる女英雄です。
この話しは芸術家の想像力を刺激するのか、このモチーフで数々の絵が描かれています。

半眼の憂いを帯びた顔もすさまじいこのユーディットは好きな作品です。

ラフェエロの聖母

一方、聖なる慈愛の微笑を浮かべたラファエロの「草原の聖母」は、数限りない聖母像の中でも最も美しいもののひとつでしょう。

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美術史博物館で目をひいた絵をもうひとつ。

ジュゼッペ・アンチンボルト(アーチンボルト)の連作です。
アンチンボルトはミラノの人ですが、ハプスブルグ王朝のフェルナンド1世、マクシミリアン2世、ルドルフ2世の三人に仕えた著名な画家です。

アンチンボルト1

この小さな画像ではわかりにくいですが、人の顔と見えるものはすべて、果物だったり植物だったり。
こちらは「夏」と「火」
「夏」は果物で、火は、燃えさかる炭と暖炉の道具で、顔が出来上がってみます。

アンチンボルト2

こちらは「冬」と「水」です。
冬はつるや木の幹で。水は海産物オンパレードです。

ひとつひとつの写実性が高いのに、ユーモラスな人の顔を形成しているというこのアイデアは後の画家に多くの影響を与え、ダリや日本の浮世絵画家の国芳も、アーチンボルトへのオマージュを描いているくらいです。

アンチンボルトのこの「四季」や「4大元素」のだまし絵はルーブルにもありますが、ここ美術史博物館のものが最古だそうです。

ハプスブルグの人々

アンチンボルトをサポートした、ハプスブルグ皇帝たちの系譜です。
コインコレクションの部屋の壁一面に肖像画が掲げられています。

もっともオーストリアでは、ハプスブルグは王位剥奪され、その子孫は市民のひとりになっているとか…。
建物と内装だけでなく、美術史博物館は素晴らしいコレクションを持っています。
内部撮影可(フラッシュはダメ)だったので、パシャパシャ撮りました。
その膨大な所蔵美術品については公式サイトWikipediaでご覧ください。

入口

絵をジャマしないくらいに、でも凝りに凝った内装という感じです。

部屋

ここの美術館の大きな特徴は、「椅子」が多い、ということです。
しかも、ほとんどどの絵の前にも「椅子」があるので、好きな絵を座ってゆっくり見ることができます。

ブリューゲル

ここはブリューゲルの絵ばかり集めたコーナーです。
お目当ての「バベルの塔」の前はセンサー埋め込みがしてあって、近づきすぎるとアラームがなります。

ベラスケス

ベラスケスの「青い服のマルガリータ女王」もここのシンボルの一つ。
おすまし顔のマルガリータ。金色の髪と青いタフタのドレスの質感が素晴らしいです。
愛らしくも美しいマルガリータ女王の肖像は、いろんな年齢のものが数点ありました。

フェルメール

フェルメールの「絵画芸術」(または「画家のアトリエ」)が、まるっきり無造作に置いてありました。
ここはなんとセンサーもなし。(本物かいな、などと疑ったりして…(^^;;;)
おまけに、人も少ないのでゆっくり見ることができます。

神戸で、フェルメール展に行ったときは、この絵だけが別扱いでした。
(もっとも照明は、神戸のほうが上手だったので、絵の魅力を余計に引き出していたと思います。)

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